1月から2月中旬にかけてひどい天気が続きました。

雪の量が多いというよりは、風が強く吹雪く日が続いたという印象です。

そして2月中旬から、それまでが嘘みたいにいい天気が続きました。

その為、畑に積もっている雪は例年から見ると少なそうです。早い雪どけに期待したいところです。

 

2月になりますと、弊社にも肥料会社の方々が各社今年力を入れる商品の営業に来てくださいます。

その商品の特性を聞くのはもちろんですが、お客様と合うものなのかどうかが一番重要です。

従来品もありますが、新しいものもあったり、新しい用途ができたものもあります。

例えば、尿素に硝酸態窒素が入った「尿硝安」

これは、肥料会社独自の技術によって生まれたもので、一件尿素と硝酸態窒素のBB肥料かと思いますが、そうではありません。

通常であれば尿素と硝酸態窒素の混合は固結しやすいそうですが、この肥料は逆に固結しにくくさせているのでその心配もありません。

尿素に比べて大体プラス200円くらいの単価ですので、尿素主体で施肥設計している人にはおすすめです。

 

また、酸素供給肥料についても説明がありました。

酸素供給剤は元肥として使用し、通常であれば約3か月間の間酸素を供給し続けるという商品です。

これは今までは全層で施肥する場合に約4~5袋必要だったことで、面積が多い畑作物には難しいと思っていました。

しかし、作条施肥によって約2袋ほどで効果が認められたため、注目している商品です。

畑作物で品代金が高い作物、そして透排水性が悪い圃場などには最適ではないかと考えています。

昨年は長雨によって湿害に悩まされたこともありますので、その保険にも生育促進にも使えるのは、結果がともなえば魅力的なのかなと思います。

 

そして、被覆尿素のオーダーメイド肥料の提案もありました。

ロング肥料を使って施肥設計をし、お客様の要望に沿った形で肥料を設計することができます。

注文量も1tからと現実的な範囲で受けており、そういったこだわりのあるお客様には向いているのかもしれません。

 

私たちが色んな提案を受けているように、お客さまにも多種多様な提案ができるようにつとめていきたいと思います。