今年の小麦の生育は今のところ例年よりも良さそうです。

雪腐れの被害も少なく、茎数も多く、穂粒段数もまずまずで、葉色も悪くなく、と期待できる状態です。

ただ、ここにきて5月2日以降まともに雨が降ってはいないため、畑は干ばつ状態になっています。

加えて27日には記録的な暑さに見舞われ、小麦の生育がここにきてグッと早く進んでいるように感じます。

 

そこで、昨年当別町では一気に広まってしまい、被害が拡大した赤さび病にご注意していただきたいと思います。

27日の圃場回りをしていたところ、小麦赤さび病が発生している圃場が確認できました。きたほなみの圃場です。

5月上旬に赤さびの予防として防除をしていたそうですが、それでも発生してしまっています。

圃場条件によるところも大きいので、当別町全体で発生しているわけではありませんが、注意が必要です。

 

これまで、赤かび病の1回目の防除でシルバキュアを使用するなどして赤さび病を同時防除しようとお考えの方もいると思いますが、

圃場の状態によっては、その前に一度赤さび病の防除に入っておいてもいいかもしれません。

 

いずれにしても今年の小麦はではありますので、そういった病害によて減収にならないよう注意してほしいと思います。